主に不妊治療保険適用の対象は
タイミング法、人工授精、体外受精、顕微受精、精子採取などです。
また患者さんによって症状の程度や体質などが違うのにも関わらず、薬剤やホルモン剤の量が調整不可能です。
薬剤やホルモン剤など様々な薬を自分に合った種類と量を服用したい場合は自由診療になってしまいます。
また早発卵巣不全や多嚢胞性卵巣症候群などの病気症状や程度によっては
プレマリン、エストラーナテープなど保険適用外になる例もあるようです。
※一部地域では負担あり
理由は保険適用内での検査や治療では改善しない場合があり、その治療を実施してしまう事によって混合治療と範囲に入ってしまい全額負担になるからです。
ちなみに一般の薬局で代用薬は今のところ見つかっていません。
結局のところ同じ病気でも医師の判断と患者さんの症状の程度によって、自由診療になるのか保険適用内で治るのかが今のところ分からないというのが現状です。
不妊治療の保険適用制度が導入された事によって
現場の医療従事者にとっては最新の医療を患者に薦めにくくなったという声もあります。
現実問題として保険適用の内容は1年にほぼ1回しか更新されないので、医療の進歩に保険適用の内容が追いついていない状態です。
また患者は増えたのは事実ですが、胚培養師の仕事の質の低下に懸念があります。
仕事量が増えることによって、良い培養ができなくなる恐れがあるので心配です。
しかし機械の導入を民間企業が検討しつつあるので、そこに期待したいという思いもあります。
保険を使わない自由診療をしている事が保険適用の治療しかしていない人からすると、
贅沢に見えてしまう妬みを買ってしまう恐れ等も懸念材料です。