不妊症って?
結婚を考える年齢で、避妊せず、通常の夫婦生活を送っていれば、結婚して1年で8割、2年で9割が妊娠するといわれてきました。以前は2~3年で子供ができなければ不妊症と言われていましたが、最近では、「避妊をせずに1年たっても子供ができなければ不妊症」と定義しています。(2015年より)
しかし、不妊症は”症”というだけあって病気ではなく、病態・症候群に当てはまります。”病態・症候群”というのは、原因があってもなくても、ある状態・ある症状になっていることを指します。ですから、原因を特定し、日頃の生活習慣を見直していくことがとても重要となります。
子どもが欲しいと望んで夫婦生活をすれば妊娠できるのでは?と思われがちですが、妊娠しやすいタイミングに性交を行っても、20代前半のカップルで約30%、30代で約20%、35歳になると約10%の確率でしか妊娠しません。30を超えると確率が2割以下に下がるというのは、思っていたよりも低いなという印象を受ける方が多いのではないでしょうか。妊娠を望むなら、しっかり妊娠に向けた行動をとる必要がありますね。
日本では、結婚前に妊活しようとか、ブライダルチェック※をしてみようという人は少ないと思いますが、アメリカでは、10代のころから、ブライダルチェックをうけることが義務化されていて、若いころから妊娠や妊活に対する一人ひとりの意識が高いように思えます。
最近では、芸能人の方の影響もあって、日本でも”妊活”という言葉がメジャーになってきました。
妊活とは、『妊娠についての正しい知識をつけ、自分の体の状態を把握し、妊娠するために前向きに活動すること。また、将来、自然に妊娠しやすくするための身体づくりや生活スタイルを整えること』です。妊娠を希望している女性だけでなく、今は妊娠を希望していないけれど、将来的に妊娠したいと考えている女性や、協力するパートナーも対象に含まれます。
体質や生活スタイルはすぐには変えられないため、前もって整えておくことが大切です。そして、一番重要なのが、パートナーの方も一緒に妊活に取り組むということです。妊娠出産は女性にとって、時には生死にかかわることもあるくらい体に負担がかかります。精神的に参ってしまうことも多いでしょう。ですから、パートナー・家族で協力することが、何よりも大切になります。
☆病院に行ってみようと思ったら!
流れ ↓↓↓